Title: Microsoft Office ファイルを Windows 環境で編集する

サーバー管理者が以下に述べる設定を行うことで、ユーザーはMicrosoft Officeの文書ファイルを直接編集できるようになります。

ただし、次のような条件を満たす場合に限ります。



注意:Microsoft 社が Windows Vista の WebDAV 対応機能を変更したため、長い間 Windows Vista 環境ではこの記事で解説する Office ファイルの直接編集機能は利用できませんでした。しかし、SP2 (サービスパック2) で WebDAV 機能が修正されました。Windows Vista で Office ファイルの直接編集を行うには、SP2 以降にアップデートしてください。

サポートするファイルの種類



サポートされるファイルの種類は、Word、PowerPoint、Excel です。

WebDAV をサポートしていない Windows アプリケーションは、TeamPage サーバーへ WebDAV 接続してファイルを編集することができません。したがって、手動でファイルの置き換えをする必要があります。ファイルの置き換えやバージョン管理についての詳しい情報は、チェックアウトとチェックイン共有フォルダ (ドキュメント マネージメント インターフェイス)を参照してください。

注意:一 般的に、WebDAV に対応していないアプリケーションのファイルをダブルクリックすると、そのファイルはInternet Explorer で開かれます。そのファイルがテキストまたは HTML ファイルの場合は、そのまま表示されます。または、一時的な作業領域にダウンロードされてアプリケーションが起動されます。一時的な作業領域でファイルを編集したり保存したりしても、TeamPage サーバーにアップロードされているファイルは更新されません。常にファイルの場所(パス)を確認するようにしてください。Office アプリケーションでは、通常、ファイルの場所はロケーションバーに表示されます。(後述)

ファイルを直接編集する方法



[編集] ボタンをクリック



この機能を使う前に、サーバーセットアップ | 既定値 タブ | ユーザー設定 タブ | ファイル タブ または パーソナルセットアップ | ユーザー設定 タブ | ファイル タブ の Microsoft Office のドキュメントに [編集] ボタンを表示 の設定を確認してください。

Internet Explorer で Office 文書ファイルのファイルの詳細ビューを開き、[編集] ボタンをクリックすると、TeamPage サーバーに WebDAV 接続して直接編集できます。(ファイルのタイプに関連付けられた AcitiveX コントロールが起動します)



Microsoft Office アプリケーションが正しくインストールされているのに [編集] ボタンがうまく動作しない場合は、Windowsのセキュリティ設定 を参照してください。

Webフォルダで表示したファイルをダブルクリック



記事やスペースの共有フォルダには、Web フォルダとして開くリンクが表示されます。ただし、Internet Explorerを使用した場合のみです。FirefoxやChrome等、他のブラウザでは表示されません。

添付ファイルは、WebDAVで管理されているジャーナルの場合のみ Web フォルダとして開くリンクを表示できます。これも Internet Explorer を使用したときだけ表示されます。このリンクを表示するかどうかは、TeamPage のサーバーセットアップ及びパーソナルセットアップで設定できます。



【記事の添付ファイルと共有フォルダ】


【スペースの共有フォルダ (DMI画面)】
共有フォルダ

【スペースの共有フォルダ (CFI画面)】
プロジェクトの共有フォルダ

Web フォルダを開き、格納されているファイルをダブルクリックすることで、Word、PowerPoint、Excel 以外のどんな種類のファイルでも関連付けられたアプリケーションを起動することができます。しかし、そのアプリケーションがWebDAV に対応していない場合は直接編集できません。

ファイルを直接開いているかの確認



通常、Microsoft Word、PowerPoint、Excel のファイルへのリンクを Internet Explorer でクリックしたとき、そのファイルを開くか保存するかを選択するダイアログが表示されます。このとき「開く」を選択すると、ローカルに一 時的にコピーされたファイルが開かれます。この場合、TeamPage 上のファイルを直接開いてはいませんので、「名前を付けて保存」から自分のコン ピュータに保存しないと、全ての変更はアプリケーション終了時に破棄されてしまいます。これは Microsoft Office 以外のアプリケーションでも同じく発生する仕様です。

TeamPage サーバー上のファイルを直接編集しているのか、それともローカルに一時保存されたファイルを編集しているのかは、ファイルの場所(パス)から判断できます。TeamPage 上のファイルを直接開いている場合は、ファイルの場所は「http」や「https」から始まり、ローカルにある場合は「My Documents」や「C:\」や「\Server」のようなWindows のパスが含まれます。

ネットワーク上のファイルを直接編集している

直接編集と手動ロック



手動でロックされたファイルを Microsoft Office で直接編集しようとしたとき、ロックを取得できないため、下図のダイアログが表示されます。



これが表示されたときは直接編集はできません。直接編集機能を利用する場合は、手動ロックを使わず、Office アプリケーションの自動ロックを利用するようにしてください。

直接編集とバージョン管理



これらの直接編集は TeamPage のバージョン管理機能と統合的に動作し、事前にチェックアウトする必要がありません。

バージョン管理を有効にしたファイルをチェックアウトしてから直接編集する場合は、チェックアウトとチェックインで述べられている動作になります。ファイルの自動バージョンアップで 述べられている動作にはなりません。

つまり、バージョン管理を有効にしたファイルを手動でチェックアウトしても、TeamPage は、直接編集が終了した 時点では自動的にチェックインを行わず、手動でチェックインされるのを待ちます。自動ロック、チャックアウト、チェックインに関する詳細については、ファイルの自動バージョンアップを参照してください。



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Article: DocJp12 (permalink)
Date: 2009/04/28; 17時05分48秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
Author ID: jpbo