Title: 画面メッセージなどの日本語の表示内容を変更するには

TeamPage の画面に表示される項目、メッセージ、ボタン名などは国際化およびローカライズされており、ユーザーのロケール選択によって表示内容(表示言語)が変化します。

メモ: ユーザーのロケール設定は、[パーソナルセットアップ] > [ユーザー設定] > [ブラウザ] ページの [ロケール] またはログイン画面で選択できます。詳しくは ロケールログイン画面のロケール リスト を参照してください。





設定ファイルの名前と設置場所



TeamPage の画面に表示される内容の、ロケールごとの設定ファイル(リソース ファイル)は、TeamPage がインストールされた server フォルダの下の config/i18n/resources に置かれています。このうち、日本語のファイルは、ファイル名に _ja が付く以下の 15 個です。

メモ: これらの標準のリソース ファイルに含まれていない日本語を表示するには、独自のリソース ファイルを作成する必要があります。詳しくは、独自の日本語リソースを追加して使用するには を参照してください。



種類 ファイル名 説明
Core Core_ja.utf8

TeamPage のスキン、ビュー、セットアップ画面など、様々な部分の日本語表記のリソースファイルです。Core_ja.utf8 から native2ascii を使って Core_ja.properties に変換し、Core_ja.properties ファイルから Properties2Javascript を使って Core_ja.js に変換します。

Core_ja.properties
Core_ja.js
Help Help_ja.utf8 TeamPage のヘルプや権限設定画面(アクセス コントロール リスト ACL)の権限の説明などの日本語表記のリソースファイルです。
Help_ja.properties
Help_ja.js

HelpLinks

HelpLinks_ja.utf8 ヘルプ アイコンをクリックした時に表示させるページの URL などを規定している日本語のリソースファイルです。
HelpLinks_ja.properties
HelpLinks_ja.js

Sections

Sections_ja.utf8

日本語のセクションのテンプレートに関するリソース ファイルです。

参照: DocJp514: 既定のスペース テンプレート

Sections_ja.properties
Sections_ja.js
SetupAssistant SetupAssistant_ja.utf8

セットアップ アシスタントの日本語リソース ファイルです。

参照: DocJp86: セットアップ アシスタント

SetupAssistant_ja.properties
SetupAssistant_js.js


表示内容の変更方法



ここでは Proteus タブの [ダッシュボード] と [アクティビティ] タブの名前を次のように変更する例で説明します。これらのリソースは、すべて Core_ja ファイルにあります。

メモ: ここではカスタマイズ例としてタブのテキストを変更しますが、タブのテキスト変更には Download1180: Proteus タブのカスタマイズ プラグイン が便利です。簡単に変更できます。



変更前の表記 変更後の表記 Core_ja の項目名
ダッシュボード まとめページ gwtrpc_tab_dashboard
アクティビティ タイムライン gwtrpc_tab_activity


変更前

ファイルの編集



作業の前に、server フォルダの下の config/i18n/resourcesCore_ja.* ファイルのバックアップを取ります。

Core_ja.utf8 ファイルを適当な作業フォルダにコピーし、テキストエディターで開いて編集します。必ず文字コードを「UTF-8」にしてください。

編集する

編集を終えたら上書き保存し、テキストエディターを終了します。

ファイルの変換



Core_ja.utf8 から Core_ja.properties を作成



編集された Core_ja.utf8 ファイルを native2ascii を使って Core_ja.properties ファイルに変換します。native2ascii は JDK (Java Development Kit) に含まれているツールです。Oracle のサイトからダウンロードしてインストールしてください。

ここでは、native2ascii が /usr/java/latest/bin にインストールされているものとして説明します。

native2ascii を使って Core_ja.utf8 から Core_ja.properties を生成するには、次のようにします。

native2ascii Core_ja.utf8 Core_ja.properties


実行すると、下図のように Core_ja.utf8 から Core_ja.properties ファイルが作成されます。

実行例

Core_ja.properties から Core_ja.js を作成



Core_ja.properties から Core_ja.js を作成するための Properties2Javascript は、TeamPage がインストールされた server フォルダにあります。

ここでは TeamPage の server フォルダのパスが ~/servers/60_latest/traction/server であるとして説明します。

Properties2Javascript を使って Core_ja.properties から Core_ja.js を生成するには、次のように実行します。

Properties2Javascript (フルパス)Core_ja.properties


Core_ja.js コンパイル

ファイルの設置



新しい Core_ja.utf8, Core_ja.properties, Core_ja.js の 3 つのファイルを、TeamPage の server フォルダの下の config/i18n/resources に設置(コピー)します。

動作確認



これらの変更を反映させるには TeamPage の再起動が必要です。[サーバーセットアップ] > [一般] > [サーバー管理] ページの [TeamPage の再起動] をクリックしてください。

再起動完了後、Core_ja の変更が反映されていることを確認します。

変更後

なお、Proteus スキンにはコンパイルされた GWT が使われている関係で、Proteus スキンの一部の表記は変更できません。

追加の日本語リソースを使うには



標準の Core_ja, Sections_ja, Help_ja …など以外の独自の日本語(やその他の言語)のリソースファイルを追加して使用することもできます。

詳しくは、独自の日本語リソースを追加して使用するには を参照してください。



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Date: 2014/06/17; 11時51分52秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
Author ID: jpbo