Title: サーバーACLエディタ 概説

サーバーACLエディタを使って、ユーザーやサーバーグループに対して以下のような権限を設定することができます。TeamPage内蔵のユーザーやサーバーグループだけでなく、ActiveDiretory や LDAP など、外部ディレクトリに登録されたユーザーやグループも登録することができます。

権限 説明
ログイン

この権限が許可されているユーザー(やグループのメンバー)は、TeamPage にログインすることができます。外部ディレクトリで定義されているユーザーが TeamPage に初めてログインするとき、TeamPage にそれぞれのユーザーのアカウントが作成されます。

ログイン権限が許可されてないユーザー(やグループのメンバー)は TeamPage にログインすることはできません。

この権限は、TeamPage にログインを許可したい全ユーザーに対して与え、アクセスを拒否したいユーザーに対しては与えないようにしてください。

サーバーセットアップ

サーバーセットアップ画面に入ることができる権限です。この権限を持つユーザーを「サーバー管理者」と呼びます。

この権限は非常に強力なもので、この権限があると、TeamPage に関するありとあらゆることが行えます。したがって、TeamPage のインストールや管理に責任のあるユーザーにだけ与えるようにしてください。

スタイルシートの編集 TeamPage のスタイルシート エディタにアクセスし、Mexico スキンや Ocean スキンの色テーマの作成や編集をする権限です。この権限がないユーザーは色テーマを作ることができませんので、既存の色テーマから選択して使うことになります。
Public フォルダの更新

TeamPage の /pub フォルダに保存されているファイルの追加/削除/置き換えを行う権限です。/pub フォルダ内のファイルやフォルダは、ログインしてないユーザー(ビジター)を含めてあらゆるアクセスに対して公開されますが、ログインしたユーザーだけが管理できます。

この権限は、TeamPage のインストールや管理に責任のあるユーザーや、認証の必要がないコンテンツ(例:TeamPage の記事から参照される、Flash や QuickTime など)のアップロードを認められたユーザーに限るようにしてください。

システムフォルダの更新

システムフォルダとは、TeamPage の設定ファイルなどが保存されているフォルダのことです。これらのフォルダの更新権限を与えられたユーザーは、設定ファイルを変更したり、新しいファイルを加えることで、TeamPage の動作を変えることができます。

誤った操作を行うと TeamPage の動作に悪影響を与える可能性もありますので、 この権限を与える対象は、TeamPage のインストールや管理に責任のあるユーザーのみに限るようにしてください。

パーソナルセットアップ

この権限が許可されたユーザーは、自分の登録情報(名前、メールアドレス、組織情報、プロフィールなど)やユーザー設定を変更することができます。この権限がない場合、右サイドバーの [パーソナルセットアップ] リンクは表示されません。また、直接 URL でアクセスした場合は拒否されます。

この権限は、なるべくすべてのユーザーに与えるようにしてください。

アドレスブックへのアクセス

この権限は、次のような、ユーザーの一覧を表示する機能を利用できるかどうかを規定します。

  • 閲覧できるユーザー ... 記事を閲覧する権限のあるユーザーのリスト。右サイドバーのリンクから表示することができます。
  • メールアドレス補完機能 ... TeamPage のメール送信フォームや詳細検索画面には、TeamPage に登録されたユーザーや Active Directory に登録されたユーザーのメールアドレスを補完する機能があります。
  • ユーザー検索 ... 検索ボックスに文字を入力すると、その文字を名前やメールアドレスに含むユーザーが一覧表示されます。
  • メンションの入力補完 ... メンション機能を利用するとき、「@」に続いて文字を入力すると、その文字を名前やメールアドレスに含むユーザーが一覧表示されます。

メールアドレスの漏洩を防ぐため、この権限は社内ユーザーにのみ与え、社外メンバーやビジターには与えないようにしてください。

フィードバックを送る

TeamPage の動作状況を開発元 TSI 社へ送る「フィードバック情報」の内容を規定します。この権限が許可されている場合はすべての情報が、許可されていない場合は抜粋された情報が送信されます。

メールでの転送 この権限は、記事をメールで転送する機能を使えるかを規定します。この権限を許可されたユーザーは、自分が読める記事ならば自由にメールで転送できることに注意してください。
ファイルへ出力 この権限は、記事の内容を PDF や WordML 形式などに出力できるかどうかを規定します。
招待 招待機能を使うために必要な権限です。招待機能はスペース毎に使う/使わないを選択できます。また、スペース毎に招待機能を使うための権限を設定できます。ここで「招待」権限を許可したとしても、スペースの設定によっては招待機能が使えない場合があります。


概説



サーバー アクセス コントロールの例

サーバー ACL 画面の上部には、権限設定の対象となるユーザーやグループのリストが表示されます。

一度に選択できるユーザーやグループは1つだけです。選択されたユーザーやグループの権限は、画面下部の「権限」欄に表示されます。

ユーザーやグループを選択し、画面右上の [詳細] リンクをクリックすると、「プリンシパルの詳細」画面に、権限の詳細やグループ構成メンバーなどが表示されます。

選択したユーザーやグループは、[削除] ボタンをクリックすることで ACL から除去することができます。

また、[ユーザーの追加] ボタンからユーザーを、[グループの追加] ボタンからグループを追加することができます。

「権限」欄には3つの列があり、左の列には設定可能な権限のリストが表示されます。真ん中の列と右の列にはチェックボックスが表示され、それぞれの権限に対する [許可] と [拒否] を規定します。同時に両方のチェックボックスをオンにすることはできません。両方のチェックボックスがオフの場合、既定で「権限が与えられていない」状態になります。

権限の [拒否] は [許可] より優先されます。あるグループに対して権限を許可し、そのグループに所属するユーザーに対して権限を拒否した場合、そのユーザーの権限は拒否されます。

注意 : 許可と拒否の組み合わせの注意については DocJp129: ACLの動作 をご覧ください。



ユーザーやグループを選択して [有効な権限] ボタンをクリックすると、そのユーザーやグループに対して適用されたすべての権限設定の結果が表示されます。TeamPage にアカウントが作成されていない外部ディレクトリ上のユーザーの権限設定も確認することができます。

設定を変更すると、[リセット] と [適用] ボタンをクリックできるようになり、[有効な権限] ボタンはクリックできないようになります。

[リセット] ボタンをクリックすると、設定変更前の状態(前回適用した状態)に戻ります。

[適用] ボタンをクリックすると、変更が確定されます。

ユーザーのプリンシパルの詳細画面 サンプル



ユーザープリンシパルの確認

グループのプリンシパルの詳細画面 サンプル



グループプリンシパル詳細

有効な権限の確認画面 サンプル



許可された権限は緑色の「オン」チェックボックスで、拒否された権限は赤色の「バツ」チェックボックスで表示されます。権限が許可も拒否もされていない場合は、「オフ」チェックボックスで表示され、その権限が与えられていないことを表します。

有効な権限の確認



Attachments:
acl2.JPG
acl3.JPG
acl4.JPG
server_acl_sample.png
関連記事
参照している (1)
Article: DocJp148 (permalink)
Date: 2009/10/02; 16時05分53秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
Author ID: jpbo