Title: 通知メールへの返信をコメントとして投稿するには

メール通知やウォッチ通知への返信がコメントとして投稿されるようにするには、サーバーメールボックス 機能を使います。また、段落の ID を指定することで、任意の段落へもコメント投稿できます。

ここではその方法や手順について説明します。

サーバーメールボックスを有効にする



サーバーメールボックスは、TeamPage のすべてのスペース共通のメール投稿用メールボックス(メールアドレス)のことです。

  1. このメールボックスへ送信されたメールは、配送設定によって特定のスペースへ配送されます。
  2. 配送方法には「拡張メールアドレス」を使う方法と「@記事ID」を使う方法があります。
  3. いずれの方法を選択するとしても、投稿先のスペースで「メールでの投稿」権限が必要です。


サーバーメールボックスの設定



DocJp741: サーバーのメール投稿の設定 を参照して、サーバーメールボックスの設定を行います。

メール投稿機能を有効にする



サーバーセットアップ | メール タブ | 受信メール (IMAP/POP3) タブ の「メール投稿を有効にする」チェックボックスをオンにします。

メール投稿機能の有効化

サーバーメールボックスの基本設定



サーバーセットアップ | メール タブ | 受信メール (IMAP/POP3) タブ で次のように設定します。



基本設定

サーバーメールボックスのアカウント情報



サーバーセットアップ | メール タブ | アカウント情報 タブ で次のように設定します。



アカウント設定

サーバー情報



サーバーセットアップ | メール タブ | サーバー情報 タブ で、使用するメールサーバーを指定します。



POP/IMAPサーバーの設定

フィルターとルール



サーバーセットアップ | メール タブ | フィルターとルール タブ では、サーバーメールボックスに届いたメールを目的のスペースへ配送するルールや、スペースの明示がないメールをどう処理するかなどを設定します。



配送ルールの設定

サーバーメールボックスのテスト



[適用] ボタンをクリックして設定を確定させたら、[テスト] ボタンをクリックして、設定が正しいかどうか、サーバーメールボックスとして指定されたメールボックスからメールを正しく読み取れるかどうかのテストを行います。「テストはすべて正常に終了しました。メールは適切に設定されています。」と表示されることを確認します。

メールサーバーのテスト

メモ : 下図のような「テストは失敗しました。」「sun.security.validator.ValidatorException: No trusted certificate found」というエラーが表示される場合は、メールサーバーの SSL/TLS 証明書を信頼する設定を行なってください。



SSL証明書のエラー

通知メールの書式を設定する



サーバーセットアップ | メール タブ | 通知メッセージ タブ で、通知メールへの返信先を指定します。

通知メールの返信先アドレス



通知メールの送信者アドレス では、通知メールの送信元 (From) にどのアドレスを使うかを選択します。

通知メールのFromアドレスの選択

既定は [投稿者の既定のメールアドレス] ですが、今回のようにサーバーメールボックスを使う設定を行うと、From には投稿者の既定のメールアドレスが、Reply-To にはサーバーメールボックスのメールアドレスが使用されます。よって、通知メールは投稿者から届いた形になりますが、そのメールへの返信はサーバーメールボックスのメールアドレス宛になります。

サンプル

メールで送信される通知の From の別名



メールで送信される通知の From の別名 では、通知メールの送信元の「別名」を指定します。

メール送信元の別名

通知メールの返信先の指定方式



「このメールはどの記事の通知なのか」を表すために、通知メールの返信先またはタイトルに記事 ID を入れられます。

Reply-To (+記事ID) 方式



拡張メールアドレスとして、通知メールの「Reply-To」のアドレスに記事 ID を挿入する方式です。例えば、サーバーメーボックスのアドレスが inbox@mint.example.jp で、記事 ID が "Marketing15" だった場合、通知メールの返信先は "inbox+Marketing15@mint.example.jp" になります。

メモ : Gmail や Postfix は「+」記号による拡張メールアドレスをサポートしていますが、メールサーバーによってはサポートしていないものもありますので、ご注意ください。(参照 https://support.google.com/mail/bin/answer.py?hl=ja&topic=1565&answer=12096

返信先アドレスの "inbox+Marketing15" は、上述の「メール配送ルール」の正規表現「.+[+](.*)@.*」によって "Marketing15" の部分が抽出され、「Marketing」スペースへ配送されます。



Subject (@記事ID) 方式



通知メールの表題に「@記事 ID」を挿入する方式です。TeamPage は、この「@記事ID」で返信先を判断します。(Twitter に似ています)

返信例

通知メールへ返信して段落にコメントする



通知メールへ返信して任意の段落へコメントとして投稿するには、メールのタイトル末尾に「@記事ID.段落ID」に手動で追加します。記事IDと段落IDとの間は、半角のピリオド(ドット)記号で区切ります。

メモ:新着の通知メールでは、段落IDは段落番号とほぼ同じ数字になりますが、段落IDと段落番号は厳密には違うものです。段落IDは、投稿や編集で何番目に作成された段落かを表す数字です。一方、段落番号は、表示中の記事の中で、上から数えて何番目の段落かを表す数字です。詳しくは 段落の ID と番号 を参照してください。



先の例で元記事の第03段落へコメントとして投稿するには、下図のように「@記事ID.03」とします。

段落への返信

送信されたメールは、下図のように、元記事の指定された段落(ここでは第03段落)にコメントとして投稿されます。

段落へコメント

トラブルシューティング



メールでの投稿が行われない場合は、FAQ148: メール投稿がうまくいかないのはどうしてですか を参照してください。



Attachments:
reply_email3.png
reply_email4.png
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general.png
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Article: FAQ766 (permalink)
Categories: :FAQ:メール, :FAQ:メール投稿, :FAQ:メール通知
Date: 2010/09/24; 11時28分27秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
Author ID: jpbo