Title: TeamPage の JavaDB SQL データベースを直接操作するには

TeamPage は、ウォッチタスクトラッキング(プロジェクト管理)のデータの保存場所として JavaDB データベースを使用します。このデータベースは、TeamPage 本体と一緒にインストールされる「JavaDB Database」プラグイン (com.traction.derby) によって

通常、このデータベースを直接操作する必要はありませんが、何らかの原因によってウォッチやタスクトラッキングの動作に問題が生じる場合など、次の手順でデータベースに接続し、データベースに保存されている内容を直接確認できます。

まずはじめに、JavaDB が TeamPage とは別のプロセスとして動作していることを確認してください。標準では、JavaDB は TeamPage と同じプロセスとして(TeamPage に組み込まれた状態で)動作しています。別プロセスとして動作させる方法については FAQ770: JavaDBのプロセスをTeamPageと切り離して実行させるには を参照してください。

次に、Windows のコマンドプロンプトや Linux の端末で、「JavaDB Database」プラグインの lib ディレクトリへ移動します。「JavaDB Database」プラグインは、TeamPage の server ディレクトリの中の、plugins ディレクトリの中の、com.traction.derby ディレクトリの中にあります。

(Windows での例)
C:\WINDOWS>cd "C:\Program Files\Traction\traction\server\plugins\com.traction.derby\lib"


カレントディレクトリの変更

JavaDB ij を実行します。(Windows の場合は JavaDB ij を実行し、Linux では ./JavaDB ij を実行します)

JavaDB ij

JDBC URL を入力して、別プロセスの JavaDB へ接続します。

connect 'jdbc:derby://127.0.0.1:1527//path/to/your/journals/journalfolder/javadb';


接続する

以上でデータベースへの接続が完了しました。SQL コマンドを使ってデータベースを操作できます。詳しくは Apache Derby のマニュアルを参照してください。

下図は select 文を使った操作例です。

select文



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Categories: :FAQ:JavaDB, :FAQ:運用保守
Date: 2013/01/07; 11時10分09秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
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