Title: 自己署名されたSMTPサーバーとの暗号化通信

TeamPage は、SMTPS や STARTTLS など、SSL (TSL) で暗号化されたプロトコルで SMTP サーバーと通信できます。SMTP サーバーのサーバー証明書に信頼できる認証局の署名がない場合、TeamPage は SMTP サーバーとの接続を中止します。

このような場合、次の手順で、SMTP サーバーの証明書を信頼するように設定できます。



SMTP の全般的な設定



サーバーセットアップ > メール > 送信メール(SMTP) タブ を開き、使用する SMTP サーバーに応じた設定を行います。

ここでは次のように設定します。これはあくまで弊社テスト環境での設定例です。お使いの環境に置き換えて設定してください。



SMTPサーバーの設定

[適用] ボタンをクリックして変更を確定させると、[SMTP テスト] ボタンをクリックできるようになります。

SMTPテスト

SMTP サーバーとの接続テスト



[SMTP テスト] ボタンをクリックし、SMTP サーバーへの接続テストを実行します。ポップアップした画面に指定された SMTP サーバーへの接続テスト結果が表示されますが、まだ証明書を信用していないため、下図のようなエラーになります。

テスト結果

自己署名証明書の信頼設定



テスト結果表示画面の最下部にある、[信頼された認証の編集はここをクリックしてください] リンクをクリックします。(上図参照)

ここで初めて TLS の編集を行う場合、下図のようなセキュリティパスワード画面が表示されます。パスワードを入力し、[パスワード設定] ボタンをクリックします。

パスワードの入力

「TLSマネージャ」画面が表示されます。画面上部のドロップダウンリストから [信頼されていない証明書] を選択します。

TLSマネージャ

SMTP サーバーの証明書の内容が表示されます。内容をよく確認し、[信頼された証明書の追加] ボタンをクリックします。

証明書を信頼させる

これで TeamPage がこの証明書を信頼するようなりました。信頼された証明書は TLS マネージャのドロップダウンリストから [信頼されたサーバー証明書] を選択すると確認できます。

信頼された証明書

TLS マネージャ画面の [[閉じる] ボタンをクリックしてTLSマネージャ画面を閉じます。

再テストと接続成功の確認



再び SMTP サーバーへの接続テストを実行します。テスト結果表示画面の [再読み込み] ボタンをクリックするか、サーバーセットアップ > メール > 送信メール(SMTP) の [SMTPテスト] ボタンをクリックしてください。

下図のように「SMTP のテストは成功しました。」と表示されればテストは成功です。

テスト成功

以上で、SMTP サーバーの証明書を信頼し、SMTP サーバーに適切に接続できることが確認できました。

メモ: 同様の設定を行うことで、Gmail や Outlook.com の SMTP サーバーを利用できます。詳しくは、FAQ126: GmailのSMTPサーバーを使ってTeamPageからメールを配信するにはFAQ2146: Outlook.comのSMTPサーバーを使ってTeamPageからメールを配信するには を参照してください。





Attachments:
starttls01.png
starttls02.png
starttls03.png
enterpassword.png
tlsmanager01.png
tlsmanager02.png
tlsmanager03.png
test_successful.png
関連記事
参照されている (1)
Article: DocJp713 (permalink)
Date: 2010/07/05; 16時10分57秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
Author ID: jpbo