Title: ログファイルを元にTeamPageの時間帯ごとおよびユーザーごとのアクセス数や頻度を解析するには

この記事では、TeamPage のアクセスログ(W3C 拡張ログ)を元に、時間帯やユーザーごとのアクセス数や頻度を解析する方法について紹介します。



ログの採取



W3C 拡張ログは、traction.exlf というファイル名で、サーバーセットアップまたはインストール環境のフォルダから取得・採取できます。

サーバーセットアップ



サーバーセットアップ > サーバーファイル > ログファイル > W3C拡張ログ ページを開きます。

[アーカイブ] ドロップダウンリストからログファイルを選択し、[ダウンロード] をクリックします。



Windows エクスプローラー



TeamPage がインストールされている「server」フォルダの直下の「logs」フォルダを開きます。

既定のパスは、C:\Program Files\Traction\traction\server\logs です。



ログファイルの編集



採取した traction.exlf をテキストエディターで開いて編集します。(ここでは Visual Studio Code を使います)

見出し行の作成



2行目の「Fields:」行の「DATE」以降をコピーします。



ファイルの先頭に新しい空行を作成し、コピーした内容をペースト(貼り付け)します。



ペーストした内容は半角スペースで区切られています。テキストエディターの置換機能などを使って半角スペースをタブ文字に置き換えます。



コメント行の削除



半角シャープ記号で始まる行はコメントなので不要です。削除します。



上書き保存してテキストエディターを終了します。

Excel の使用



ログファイルの読み込み



[データ] > [テキストまたはCSVから] を選択します。



編集済みの traction.exlf ファイルを指定します。(ファイルの形式のドロップダウンリストで [すべてのファイル] を選択してください)



文字エンコーディングや区切り記号を選択して [読み込み] をクリックします。





Excel に traction.exlf の内容が読み込まれます。



日本時間での「時間」列の作成



ここでは時間帯ごとの集計を行うので、「TIME」列から時間部分だけを取り出した列を作ります。

ただ、「TIME」列の時刻のタイムゾーンは UTC なので、日本時間と 9 時間ずれています。

そこで、「TIME」列の時刻に 9 時間を足し、時間部分だけを取り出す「JST-HOUR」列を作成します。

セルの式は =TEXT(B2 + TIME(9,0,0), "hh") となります。(セル「B2」の時刻に 9 時間を足す場合)



ピボットテーブルの作成



[挿入] > [ピボットテーブル] を選択します。



ログの内容が表示されているシートが [テーブル/範囲] で選択されていることを確認し、[OK] をクリックします。



右側に表示れた [ピボットテーブルのフィールド] で、表示する行、列、値を設定します。

[JST-HOUR] を [行] にドラッグ&ドロップします。

[CS-USERNAME] を [列] と [値] にドラッグ&ドロップします。

[CS-USERNAME] を [値] にドラッグ&ドロップしたら、ドロップダウンリストで [個数 / CS-USERNAME] が選択されていることを確認します。



これで、それぞれのユーザーからのリクエスト数を時間帯ごとに集計したテーブルが完成しました。

完成したテーブルの右側に、時間帯ごとのユニークなユーザー数を表示する列を追加してみましょう。

見出し行に「人数」と記入し、セルの値は =COUNTIF(C5:L5,"<>") とします。(C 列から L 列までの範囲で、5行目の、空白ではないセルを数えます)



下方向に式をコピーします。



テーブルの書式を整えたりシートの名前を変更したりして完成です。





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Date: 2024/03/29; 13時51分45秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
Author ID: jpbo