Title: Outlookからメッセージを転送すると、添付ファイル名「Attach1」になります。どうしてですか?

Outlook 2007 以降でメッセージを TeamPage へ転送したり、拡張子 .msg のファイルを添付して TeamPage へ送信すると、投稿後の添付ファイル名が「Attach1」などになることがあります。

転送されたメッセージが添付ファイルになる

原因



Outlook からメッセージを転送したり .msg ファイルを添付送信したりするとき、Outlook は「スマートに」(賢く)振舞おうとします。そして、メッセージの「本当の意味」を分かりやすくするため、ファイル名ではなくタイトルを表示します。

下図は、Outlook 2007 で「開発部忘年会のご案内」というメッセージを転送する例です。添付ファイル欄の転送メッセージにはタイトルが表示されています。ファイル名は指定されません。

Outlook 2007 サンプルメール

ファイル名が指定されないため、受け取り側の TeamPage はファイル名を判別できず、「Attach1」のような仮の名前を付けます。

メモ : これに対して、例えば Mozilla Thunderbird は「開発部忘年会のご案内.eml」というファイル名を指定して送信します。そのため、投稿先の TeamPage では正しく添付ファイル名に反映されます。



解決方法



TeamPage を 5.2.32 以降にバージョンアップする



TeamPage 5.2.32 では、名前の指定がないファイルが添付されてメール投稿された場合、mime.types ファイルの記述に基づいて拡張子を補うようになりました。 (参照 : Download689.096: TeamPage 5.2.32 アップデート)

拡張子の自動補完

mime.types ファイルは、TeamPage がインストールされた server ディレクトリにあります。

参照 : DocJp359: MIME タイプ 情報

自動補完する拡張子の変更



自動補完される拡張子を変更するには、このファイルをテキストエディタで編集します。事前にバックアップを取ってください。

転送メッセージは「message/rfc822」という形式になります。次の行を見つけます。

message/rfc822    EML eml MHT mht MHTML mhtml


拡張子として .eml、.mht、.mhtml の3つが指定されており、右に記述された拡張子が優先されます。例えば、自動補完される拡張子を .eml にするには、次のように記述します。

message/rfc822    MHT mht MHTML mhtml EML eml


ファイルを保存し、TeamPage の サーバーセットアップ | 一般 タブ | サーバー管理 タブ の [キャッシュのクリア] ボタンをクリックします。

メッセージを転送して動作を確認します。

拡張子 .eml が自動補完された



Attachments:
outlook2007_foward.png
attach1_file.png
add_extension.png
add_extension_eml.png
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Article: FAQ2118 (permalink)
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Date: 2011/12/26; 11時45分34秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
Author ID: jpbo