TeamPage 6.2.49 は、Microsoft Azure AD クラウドベースの ID およびアクセス管理サービスをサポートします。この新世代の Microsoft AD 技術は、他の Azure AD 互換クラウドおよびオンプレミスリソースと連携して機能する TeamPage シングルサインオン (SSO) を提供します。
Azure AD は、Microsoft 社のクラウドベースの ID およびアクセス管理サービスであり、従業員がサインインして、外部のクラウドリソースだけでなく、企業ネットワークやイントラネット上のアプリなどの内部リソースにアクセスできるようにします。
TeamPage の AzureAD は、オンプレミスまたはクラウドで実行されている TeamPage サーバーを Microsoft Azure クライアントに変えます。 これにより、従業員は、所属組織の AzureAD テナントに関連付けられた Microsoft アカウントを使用して TeamPage にログインできます。
認証と権限付与
Azure AD を使用して TeamPage アカウントを作成および管理し、組織のオンプレミス Microsoft Active Directory サーバーまたは Azure Cloud アカウントにアクセスすることができます。また、組織の Azure AD テナントで定義されたユーザー、グループ、ロールに関して、Azure AD で定義されたグループまたは個人の TeamPage ACL を使用して、TeamPage の権限を管理することができます。
シングル・サイン・オンとシングル・サイン
認証は、Azure AD の OpenID Connect によるシングルサインオン(SSO)のサポートを使用します。これには、シングルサインアウトのサポートも含まれており、ユーザーが同じブラウザで Microsoft アカウントからログアウトすると、TeamPage からもログアウトされます。すでに Microsoft アカウントにログインしているユーザーは、ログインフォームからワンクリックするだけで TeamPage にサインインできます。まだログインしていない場合は、同じポリシーに基づいて認証できます(オプションの2FAなど)。
カスタマイズ可能なログイン方法
ログインフォームの外観を簡単にカスタマイズできます。Azure AD SSO がプライマリ、セカンダリ、または唯一のログイン方法であるかどうかを指定し、SSO ログインプロンプトとボタンラベルにお好みのテキストを指定します。以下の例では、Traction Azure AD がプライマリーログイン方法であり、Traction Software の Azure AD テナントが管理する企業アカウントを持つ人は、別途管理する TeamPage アカウントを作成することなくログインできます。また、オプションで Microsoft アカウントに接続されていない TeamPage アカウントの作成や管理を継続することも可能です。
TeamPageへのアクセス権の設定
ユーザーにログイン権限を与えると、指定したユーザーアカウントで TeamPage 内部にアクセスできるようになり、ログイン許可を与えない場合、ユーザーは「ビジター」扱いになり、ビジターに対してログインが許可されている場合のみ、内部にアクセスできます。ログイン許可を与えると、ユーザーが初めて Microsoft のアカウントでログインしたときに、新しい TeamPage ユーザーアカウントが作成されます。また、招待機能やサーバー管理者の「ユーザーの追加」機能で新たに作成されたアカウントは、メールアドレスがアカウントに関連付けられているものと一致する場合に限り、自動的に Azure AD アカウントに関連付けられます。
ディレクトリ検索
ユーザーは組織のディレクトリで同僚を簡単に見つけられます。アドレス帳へのアクセス権限があれば、Azure AD テナントに登録されている他のユーザーが TeamPage アカウントを持っていなくても、メールアドレスを先読みして検索することができます。
簡単なセットアップ
TeamPage は、Azure AD テナント内の限られた読み取り専用パーミッションのセットのみを必要とします。また、Azure AD 管理者の同意があれば、個々のユーザーの設定や同意は必要ありません。また、移行プロセスでは、既存の TeamPage ユーザーアカウントとユーザーの Microsoft アカウントを簡単に関連付けることができます。
このモジュールは、Microsoft Active Directory や Azure AD などの外部ディレクトリシステムで管理されているユーザーやグループの署名要件の作成と追跡を適切にサポートするようになりました。以前のバージョンまでは、署名要件フォーム上では、TeamPage が管理するユーザーやグループだけが選択可能でした。
• Standard Meetings モジュールのバグを修正し、「Tasks Still Open from Previous Meetings」などのセクションで表示されるタスクが、現在フォーカスされている日付範囲(「タイムスライス」)の間に作成されたものに不適切に制限されるようになりました。これらのセクションでは、リクエスト URL で指定された日付範囲に関係なく、該当するすべての結果が正しく表示されるようになりました。