Title: TeamPage 6.2.22 アップデート

この TeamPage リリースは、いくつかのバグ修正やその他の改良に焦点を当てています。主要点は次のとおりです。



Download TeamPage 6.2




バグ修正



• 「Classic Traction TeamPage Components」プラグインがインストールされている場合、コンテキスト メニュー(右クリック メニュー)の [メールで転送する] メニューが正しく動作しない問題を修正しました。

• 外部検索エンジンを使用している場合、ある特殊なケースにおいて、ひとつまたは複数の検索結果が表示されない問題を修正しました。

• メール通知、ダイジェスト、メールで転送された記事などに含まれる、"data:"、"file:"、"ftp:" などのプロトコルの完全修飾 URL が正しく表示されない問題を修正しました。

• ブラウザのひとつのタブまたはウィンドウでプロジェクトまたはマイルストーンのダッシュボードを表示し、もうひとつのタブまたはウィンドウで近況アップデートを投稿すると、ページ下部に「新しいタスクが投稿されましたが、現在のフィルターに合致しません。」という間違った警告が表示される問題を修正しました。

• ある特殊なケースにおいて、誤った設定変更を行ったときにその設定について警告が表示されても、その変更内容が適用されてしまう可能性がある問題を修正しました。この問題はこれまで報告されたことはありませんが、この問題が発生しないことを確実にするためにこの修正を行いました。

• ブラウザの同じタブまたはウィンドウでコメント用のリッチテキストエディタが読み込み済みの場合に新しい投稿フォームを表示したとき、ページ下部のステータス欄に「TypeError: focusEditor is null」のスクリプトエラーの警告が表示される問題を修正しました。

• Internet Explorer でリッチテキストエディタ内のウィジェットを編集したとき、ウィジェットが元の位置からコンテンツの最初へ移動してしまう問題を修正しました。

• Internet Explorer でリッチテキストエディタ内の画像を選択して削除したとき、カーソルの位置が失われてしまう問題を修正しました。

• ジャーナルに保存されるべきいくつかの設定が正しく保存されない問題を修正しました。問題が生じていた設定は、例えば、サーバーセットアップ > 一般 > 現在のジャーナル ページの [現在のジャーナル] の [説明] や、サーバーセットアップ > フロントページ > ナビゲーション リンク の設定などです。管理者が [適用] ボタンをクリックした時、設定の内容は正しく保存されるのですが、画面と実際の動作に反映されない問題が生じていました。なお、この問題は、TeamPage 4.1 以前のバージョンで作成されたジャーナルでのみ発生します。

• インライン コメント フォームを使用して新しいコメントを投稿した時に「NullPointerException」エラーが発生する問題を修正しました。

• ある種のリクエストにおいて "Content-Type" HTTP レスポンス ヘッダーに誤った値が設定されていた問題を修正しました。

• スペースセットアップ > プラグイン ページからプラグインの設定画面を表示したとき、スペースセットアップで洗濯中のスペースがプラグイン設定画面で既定で選択されないバグを修正しました。

• ジャーナルのフォルダの中に db.properties ファイルがない場合、サーバーセットアップ > 現在のジャーナル でそのジャーナルを選択できない問題を修正しました。通常、ジャーナルのバックアップを取るときは、ジャーナルのフォルダごと、db.properties ファイルを含めてコピーを行いますので、この問題が発生するのは非常に稀なケースです。

• Windows 環境にインストールした場合に「Unlock Traction」サービスが繰り返し動作するように設定される問題を修正しました。本来このサービスは、Windows 起動時に一度だけ動作します。

• 最近の TeamPage バージョンで発生した、ある特定の場合において、ブラウザごとにクッキーに保存されるスキンやロケールの設定が正しく削除されないレグレッション問題を修正しました。

改善点



• セクションの設定に「最近の N 日/週/月/四半年/年」の期間選択コントロールを追加しました。前バージョンまでは、「期間設定を使用せずに常にすべての記事を表示する」かどうかの選択チェックボックスだけが用意されていました。

• また、記事セクションを展開した画面で期間選択が出来るようになりました。記事セクションを展開した直後は、セクションの期間設定が初期値として適用されますが、その後必要に応じて期間を変更できます。

• 多くのユーザーが同時に書き込みを行う場合の動作パフォーマンスを改善しました。

• ジャーナルのデータベースのインデックスや関連データによるメモリ使用量を削減しました。

開発者向け情報



SDL



• TeamPage の SDL 言語のビルトイン タグの大部分をスリム化しました。

フォーム API



• Proteus スキンの投稿/編集フォームで変更が行われたときに "form-field-value-change" イベントを発生させ、下記のイベント リスナーを使って変更されたフィールド名や値を取得できるようにしました。

Proteus.addHandler("form-field-value-change",
                   function(data) {
                     // your code here.
                   });


この「data」パラメーターは、次のようなフォームやフィールドの情報を含む配列になっています。



  • "changedFieldNames": イベントのトリガーとなった、変更が行われたフィールドの名前です。一度に複数のフィールドが変更されることがあるため配列になっています。


  • "formState": フォーム上のすべてのフィールドの名前と現在の値との組み合わせを配列として含みます。


  • 下図は、Firefox の開発者ツールのコンソールに表示された、この配列のツリー図です。

    Firefox Console Example

    上図の場合、変更が行われたのは「スペース」フィールド(フィールド名は "project" です)で、その他のフィールドは「スペース」フィールドとの依存関係のために変更されました。最初に変更が行われたフィールドは、"changedFieldNames" 配列の中の最初のフィールドになります。

    開発者は、この機能を使うことで、例えばユーザーが推奨されない値を設定した場合に警告メッセージを表示するなど、フォーム上にいろいろな機能を実現できます。



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    Date: 2018/03/23; 14時57分15秒 JST

    Author Name: TeamPage サポート
    Author ID: jpbo