Download2051: TeamPage 6.2.12 アップデート

Title: TeamPage 6.2.12 アップデート

TeamPage 6.2.12 は、TeamPage バージョン 6.2 における初めての計画的なパッチリリースです。

主要な改善・変更には、新しいカレンダー機能を追加するための FullCalendar との統合、Microsoft Active Directory などの外部ディレクトリサービスとの統合、TeamPage のメモリ使用量の削減、対話型要求の応答性の向上に関する多くの改善が含まれます。また、バグ修正、最適化、その他のアップデートが含まれており、TeamPage の最高のリリースといえます。

TeamPage プラグインの開発者は、開発者向け情報をご確認ください。

フルカレンダー (FullCalendar)

既にブログ等で紹介しておりましたように、TeamPage に FullCalendar 機能がプラグインとして標準で組み込まれました。FullCalendar は、拡張可能な多くの機能と一般的な API を備えたカスタマイズ可能なオープンソースの JavaScript イベントカレンダーです。このプラグインは、TeamPage に組み込まれているカレンダー画面とダッシュボードの 2 週間カレンダー等を上書きして、予定の時間を簡単に変更できるようにしたり、Google Calendar からのイベントを表示したりできます。

また、ダッシュボードの 2 週間カレンダープラグインや [[Download:など、他のカレンダー関連プラグインと統合されているため、これらのプラグインを別途インストール必要はなくなりました。

設定方法の詳細等については、DocJp2433: カレンダー機能 (フルカレンダー) をご覧ください。

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その他の改善点

• 記事や段落を右クリックするか、または記事や段落を囲む灰色のホバーメニューの [その他] をクリックして表示されるコンテキストメニューに [複製] を追加しました。この [複製] をクリックすると、その記事の種類に合った新規作成フォームが表示され、コピー元と同じ内容の記事を作成（コピー）できます。

• キャッシュされた構成プロパティーのメモリーフットプリントを縮小するなど、サーバー始動時に構成ファイルをロードすることに関連する多くの改善を行いました。

• カレンダー画面のサイドバーの [タグの変更] アクションが正しく動作するように修正しました。

• HTML からプレーンテキストへの変換を高速化しました。これは、例えば [アクティビティ] > [フィード] や [アクティビティ] > [投稿] などの画面を表示するとき、そこに含まれる記事ボリューム「フィード」や「要約/抜粋」の記事に対して何十回〜何百回も繰り返して使われるので、大きなスピードアップになります。

• 新しい記事の作成、編集、タグ変更、モデレーションなどを実行した際に発生するさまざまな種類の障害の診断ログを改善しました。何らかの障害が発生した場合の根本的な原因を判別することがより簡単になります。

• ジャーナルや TeamPage 本体が保存されているコンピューターのストレージが不足した場合に、セットアップ画面から保存されたユーザー設定やスペース設定などの値を、より安全に扱うように変更しました。

• 新しく作成した記事や編集された記事への添付ファイルの保存手順をより信頼性の高いものにしました。

• 「検索」タイプセクションの記事ボリューム設定の既定値を「フィード」にしました。

• 添付ファイルのクエリに関連する診断ログを変更し、ログファイルに次のような不要な警告が表示されないようにしました。

[WARNING] Failed to locate or open the attachment metadata file journal/attachments/foo/1234/1/filedata.txt
(Enable file debugging for further information.): java.io.FileNotFoundException:
journal/attachments/foo/1234/1/filedata.txt (No such file or directory)

• NTLM 認証の最新のバージョンに対応するために使用ライブラリを更新し、これらの機能をお使いのお客様が最新の修正および改善を利用できるようにしました。

• TeamPage の最新のすべての修正および改善を反映させるため、Apache Derby JDBC コネクタを最新バージョンに更新しました。

• ログ記録のために特定の診断情報を分類する方法を改善しました。開発者や管理者がデバッグログを使用して質問や問題、特に TeamPage がさまざまな機能や機能をサポートするために使用する外部ライブラリに関連する問題を調査する際に、望ましい情報を簡単に入手でき、その他のノイズを避けることができます。

• 進行中のクローラー実行情報を改善しました。クローラーとは、外部検索エンジンが検索のために TeamPage コンテンツをインデックスに格納する動作のことです。管理者は少なくとも、最後に処理された文書が何であったか、および作成された日時を確認できるようになり、クローラーの進捗状況を確認できます。

• 検索ボックスに表示される検索候補として、現在のページのコンテキストや実行ユーザーとの関連性に従ってソートされた、さまざまなスペースの名前付きページ（記事の名前）が表示されるようになりました。

• 外部検索エンジンでのドキュメントのインデックス作成状況をモニターするための方法を改善し、必要なメモリを大幅に削減しました。

• 外部検索エンジンのインデックス管理画面から「アクセスなし」状況を削除しました。

• 外部検索エンジンのインデックス管理画面に、「エラー」および「スキップ」の状況カテゴリにあるすべてのドキュメントの CSV レポートをダウンロードするためのリンクが追加されました。レポートには、ドキュメント ID、ステータス、および詳細メッセージが含まれます。

• 対話型の要求を遅らせる可能性を排除し、必要なデータベース操作をより効率的にするために、ユーザーアカウントのアクティビティを記録する方法を最適化しました。

• シングル記事の画面表示を遅くする可能性を排除するために、「足あと」（既読/未読）を記録する方法を最適化しました。

• ジャーナルセットアップで新しいジャーナルが正しく新規作成されたときや、既存のジャーナルが正しく選択されたときの記録が、ログファイルに記録されるようにしました。

バグ修正

外部ディレクトリサービスとの連携

• 管理者が既存のアカウントのセキュリティプリンシパルの移行を同時に設定した場合、新たに選択されたユーザーディレクトリ（Active Directoryなど）が適用されない不具合を修正しました。

• @ メンションでユーザーを選択するときなど、特定のクエリ実行に対して多すぎる呼応が行われる問題を修正しました。

• ある種の入力補完型のフォーム入力フィールドが正しく動作しなくなっていた問題を修正しました。

• 新しいユーザーディレクトリ設定のためにログインのテストを管理者が実行する時、セッションマネージャーからログアウトしてしまう問題を修正しました。

• ユーザーディレクトリの設定画面で、ログインのテストに失敗すると、画面が空白になる問題を修正しました。

• ユーザーディレクトリの設定画面で、管理者がログインのテストを行ったときの認証の成功や失敗の記録がログに残されるバグを修正しました。

• NTLMv2 を使用して試行された認証に関連する特定の診断情報が読み取り可能な方法で記録されないバグを修正しました。

• NTLMv2 認証の失敗の処理方法を変更し、認証テストの結果を分かりやすくするためのエラーメッセージの生成方法を変更しました。

• 外部 LDAP サービスへの接続失敗が、一般的な不良リクエストエラー（HTTP レスポンスコード 400）ではなく、サーバー内部エラー（HTTP レスポンスコード 500）として正しく扱われるように変更しました。

その他のバグ修正

• TeamPage 6.2 で発生した、新規ジャーナルが作成できないレグレッション問題を修正しました。

• ユーザーのロケールとタイムゾーン設定がバックグラウンドプロセス（ダイジェストメールメッセージの生成など）に適用されないという、TeamPage 6.2.06 以上のプレビューリリースで発生したレグレッション問題を修正しました。

• ユーザーのタグの付け替え権限がない場合でも、タグが付いた記事を集めるセクションの [追加] ボタンが表示される問題を修正しました。

• メールで投稿する権限がない場合に作成される、メール受け取り拒否メッセージを修正しました。

• 特定のファイルおよびフォルダに関する特定のアクセス許可の適用に関するいくつかの問題を修正しました。

• セクションの設定で「特定の記事のとき表示」が選択されている場合、「古い順」のソートが正しく動作しなかった問題を修正しました。

• セクションテーブルが、「検索」、「タスク」、「プロジェクト」、および「マイルストーン」タイプのセクションの最大数を正しく反映しないバグを修正しました。

• TeamPage から送信されたメールメッセージの送信者情報または受信者情報を表示するときに、Outlook などの一部の電子メールソフトウェアまたは Web メールクライアントが正しいフレンドリ名を表示できない問題を修正しました。

• 記事を新しいスペースへ移動したときに、記事の共有フォルダが存在する場合、添付ファイルと共に移動できないというバグを修正しました。

• Solr サーバーを使用するように設定された TeamPage サーバーで Apache Solr によって特定の記事がインデックスされないバグを修正しました。

• シンブルビューで正しいサブタブが選択できなくなった不具合を修正しました。たとえば、プロジェクト記事をシングルビューで表示するときは、[タスク] タブの [プロジェクト] サブタブが選択されるはずでしたが、選択されないようになっていました。

• アクティビティ > フィード画面や、記事ボリューム「要約/抜粋」を表示する場合など、連続した段落のテキストが一緒に実行される問題を修正しました。

• アクティビティ > フィード画面のサイドバーに表示されるフィルタリング用チェックボックスが、既定ですべてオンになるように修正しました。

• 完了したタスクに登録されたタスクが、完了していない場合でも、完了したかのように取り消し線が表示されてしまう問題を修正しました。

• プロフィールページ > 通知に表示される既読の通知メッセージの担当者名が、背景色と同じような色で表示されるために読みにくい問題を修正しました。

• リッチテキストエディタ (TinyMCE) の [ウィジェットの挿入/編集] などのダイアログの閉じるアイコンが表示されない問題を修正しました。

• ある設定のもとに TeamPage が起動した場合に、スタイルシートのカスタムカラー設定が適用されない問題を修正しました。

• 折りたたまれたフィード記事などを表示する場合に使われている HTML からテキストへのシンプル化機能が、TeamPage 6.2 で動作しなくなっていた問題を修正しました。

• 通知メールの件名など、テキストだけが必要とされる箇所で、特定のコンテキストにつづいて HTML タグが混入するバグを修正しました。

• フィードや要約/抜粋の記事ボリュームで記事を表示した時、エンコードされた HTML タグが表示されることがある、レグレッション問題を修正しました。

• 予定の投稿/編集フォームでテンプレートのメニューが表示されない、TeamPage 6.2 のレグレッション問題を修正しました。

• ウィジェットの一覧を表示しようとしたときにダイアログにエラーが表示される、TeamPage 6.2.06 以降で発生していた問題を修正しました。

• ある特定の場合において、ログファイル閲覧画面の検索機能が働かなくなっていた、TeamPage 6.2.06 以降で発生していた問題を修正しました。

• サーバーセットアップの変換設定画面など、いくつかの設定画面が表示されない、TeamPage 6.2.06 以降で発生していた問題を修正しました。

• サーバーセットアップの変換設定画面などで、選択したオプションが正しく保存されない、TeamPage 6.2.06 以降で発生していた問題を修正しました。

• 新しいジャーナルを作成するときに通常の状況で発生して、TeamPage サービスコンソールログに表示されなくなる可能性のあるデータベースクエリのエラーの処理を修正しました。エラーが発生した場合、traction.log や debug.log に「静かに」記録されます。

• TeamPage が非個人用メールメッセージ（ユーザーが「メールで転送する」や「メールで返信する」を使って送信されるメール以外のメール）を作成する方法を修正しました。

• セクションテーブルの列のレイアウトに関するいくつかの問題を修正しました。

• 旧式のメール通知が送信されない問題を修正しました。

• 日本語ローケールのようないくつかの言語環境で、選択されたタブが数ピクセル浮いて表示される問題を修正しました。

• Expand Flat Thread プラグインによって通知メール本文に引用される段落の色が見にくかったため、同プラグインに色を選択するための設定を追加しました。

• TeamPage のインストーラーが正常に完了した後に読み込まれる HTML ページの小さな問題を修正しました。このページで使用されているプレースホルダー画像の読み込みに失敗した場合のエラーメッセージは今後表示されません。

• 完了済みのテンプレート記事を参照する「プロジェクト管理」セクションの「追加」ボタンを使用すると、プロジェクト、マイルストーンおよびタスクの新規作成フォームのステータスフィールドの初期状態がオープン状態で初期化されないというバグを修正しました。

• TeamPage の統計レポートと統計ログに特定のデータキャッシュに関する統計情報が含まれないというバグを修正しました。

• Firefox において、画面右上に表示されるアイコンから「メールで転送する」や「ファイルに出力する」のアクションを実行できない問題を修正しました。

• ある種の「中断不能な」タスクが実行されている場合に、TeamPage のシャットダウン前の停止ができなくなる問題を修正しました。

• 外部検索エンジンのドキュメントインデックス作成状況についての小さなバグを修正しました。ドキュメントがインデックス化できない多くの場合、本来ならば「エラー」のカテゴリーに報告されるべきでしたが、「インデックス済み」のカテゴリーに表示されていました。

• 子記事の編集画面に表示される子記事候補が、本来はすべてのスペースから該当するものが表示されるべきでしたが、最初のスペースに投稿されているものしか表示されないという、前バージョンで発生したレグレッション問題を修正しました。

• TeamPage のプレミアム検索モジュールを使用している場合に、コンソール画面に SLF4J ライブラリについての警告が表示される問題を修正しました。この警告によって不具合などが発生する心配はありません。

• Classic Traction TeamPage Components プラグインがインストールされておらず、なおかつ Entry Properties Views プラグインがインストールされて有効になっている場合、コンソールに警告が表示される問題を修正しました。

• ライブアクティビティの更新をリクエストするときの認証失敗やその他のエラーの取り扱い方に関するバグを修正しました。前バージョンまでは、認証失敗やエラーが発生したときに何も表示されなかったため、ユーザーはエラーが発生していることに気づけませんでした。

• ジャーナルセットアップ画面で既定のジャーナルを選択するときに「削除」ボタンが動作しなかった問題を修正しました。

開発者向けの変更

開発者向けの変更点については、英文のリリースノートをご覧ください。

Attachments:

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参照されている (2)

Download2068: メンションリンクのカスタマイズプラグイン Download2055: ダッシュボードのサブタブとボディタブの表示/非表示プラグイン

参照している (1)

DocJp2433: カレンダー機能 (フルカレンダー)