Title: はじめに - ラピッド セレクタの紹介

Traction TeamPage は、1945 年に Vannevar Bush 氏が発表した "As We May Think" の Memex machine のアイディアに基づいて開発されました。「ラピッド セレクタ」は、Bush 氏の別の発明で、マイクロ フィルムに記録された情報を素早く思い起こすための機器です。

TeamPage の「ラピッド セレクタ」は、検索を実行したり TeamPage のいろいろなビューへ移動したりするためのコマンド言語です。ラピッド セレクタを使うことで次ようなことができます。

検索コマンド ... 例えば、「営業部」スペースに今月投稿された記事の中から、「至急」というキーワードを含み、なおかつ「p1」タグが付けられて、なおかつ同じ段落に「質問」タグと「done」タグが付いているものを探し出せます。

タグの追加や削除の追跡 ... 例えば、「to do」タグが「done」タグに変更された(=「to do」タグが削除されて「done」タグが追加された)記録を表示できます。

期間範囲の変更 ... 例えば、「done」タグが付けられた記録の中から先月に該当するもの(先月「done」になったもの)を表示できます。

ビューの変更(移動) ... ダッシュボード、時間順表示、特定の記事(複数指定OK)の表示など、TeamPage のビュー(画面)へ素早く移動できます。

リンクの作成 ... 上記のビューの変更(起動)と同じラピッド セレクタを記事のテキストにリンクとして埋め込んで、記事の閲覧者が素早く目的のビューへ移動できるようにします。

ラピッド セレクタのコマンドは、(1) 検索ボックスの中で、(2) または記事のテキストの中で、(3) あるいは URL の中に入れて表現します。以下は、これらの 3 つの表現方法の例です。

アクセス ポイント 方法
1 検索ボックス 半角スラッシュ記号で始める /::sales np
2 記事のテキスト 半角の角括弧を2つ重ねて囲む [[ /link ::sales np '営業部(Sales)スペースのダッシュボード' ]]
3 URL /rs/ に続けて記入する Sales123 へのパーマリンク
http(s)://myserver:port/traction/permalink/Sales123
Sales スペースのダッシュボード
http(s)://myserver:port/rs/::Sales%20np


下記は、その他の基本的なラピッド セレクタの例です。

ラピッド セレクタの例 意味
/ProductAlpha12 記事 ID が "Sales12" の記事(「Sales]」スペースの 12 番目のエントリー)のシングル ビューに移動します。
/brief 現在のビューの記事ボリュームを「最初の段落」に変更します。
/full 現在のビューの記事ボリュームを「すべて」に変更します。
/chron 時間順表示ビューに移動します。(「chron」は「chronology」の略です)
/today 「今日」に移動します。
/12jan99 「1999年1月12日」に移動します。
/12jan99 - 18jan99 「1999年1月12日から1999年1月18日」に移動します。
/week 期間を一週間に変更します。
/day 期間を一日に変更します。
/12jan99 wbc 「1999年1月12日」を含む一週間を時間順に記事ボリューム「最初の段落」で表示します。
/:news bmt 今月の「news」タグの付いた記事をボリューム「最初の段落」で表示します。
/:news f 「news」タグの付いた記事をボリューム「すべて」で表示します。
/10 11 12 現在のスペースの、10、11、12 番目の記事(エントリー)を表示します。
/attachments 現在のスペースの添付ファイルを現在選択されている期間範囲で表示します。(Proteus スキンでは「添付ファイルを含む記事」が表示されます)




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Date: 2014/09/26; 13時16分04秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
Author ID: jpbo