Title: TeamPage 6.1.24 アップデート

TeamPage 6.1.24今回リリースした TeamPage 6.1.24 では、次の主な改善の他、少数のバグ修正やその他の変更を行いました。



TeamPage 6.1 ダウンロード


注意: 本バージョンを Windows 環境にインストールした場合、一部の JavaScript や CSS ファイルが正常に読み込まれない問題が発生することが判明しました。TeamPage 本体をインストール後、添付の修正パッチをインストールしてください。修正パッチのインストール手順については、下記コメントを参照してください。



注意: このリリースには、以前のバージョンの TeamPage からの変更が含まれています。これにより、標準の TeamPage にバンドルされていないプラグインを同時にアップグレードする必要が生じる場合があります。 TeamPage 本体を 6.1.24 にアップデートする際に、すべてのカスタムプラグインを同時にアップグレードすることを確認してください。弊社が作成し、維持管理されているプラグインは、ご要望に応じて更新版を提供しています。たとえば、TeamPage 用の JESPA プラグイン (Active Directory NTLMv2 のシングルサインオン用認証プラグイン) を使用しているお客様は、お客様の環境におけるアップデートの準備が整いましたら、当社宛にご連絡ください。



バグ修正



• [非アクティブにする] チェックボックスがオフになっている場合でも、サーバー設定 > ユーザー ページに非アクティブなユーザーアカウントを表示させるバグを修正しました。

• 記事の表示ボリュームが [タイトルだけ] に設定されている場合でも、プレミアム検索エンジンの検索結果を表示するセクションのレンダリングでタグが表示される不具合を修正しました。

• プリンシパルの移行のフォームが送信されない問題を修正しました。 このエラーが発生すると、「java.lang.IllegalStateException: Form too many keys」というエラーが表示されます。

• フィルター(絞り込み)の値にスペース(空白記号)が含まれていると、TeamPage のプレミアム検索モジュールのファセットフィルターの一部が正しく動作しない問題を修正しました。(例えば「toy store」用のフレーズなど)

• 共有フォルダ画面の [置き換え] リンクから新しいバージョンのファイルをアップロードしたときに、「com.google.gwt.event.shared.UmbrellaException: Cannot read property 'Md' of null」というエラーが表示されるバグを修正しました。

• 予定(イベント)の投稿/編集フォームの [終日] チェックボックスをオンにして投稿された予定の「期間」が、実際の期間より1日短く表示されるバグを修正しました。たとえば、11月10日から11月12日に渡る終日予定は、実際には「3日間」ですが、前回のバージョンでは「2日間」と表示されていました。

終日のチェックボックス

• バージョン6.1.20で導入された、投稿/編集フォーム上で関連記事を選択する(リレーションシップの対象を選択する)フィールドの入力補完機能に関する、(1) 入力された ID やタイトルにマッチする記事が表示されない問題と、(2) 下向きの矢印アイコン(三角形アイコン)が表示されない問題を修正しました。

• 既にフィルターが設定されている場合、プロジェクトまたはマイルストーンの [アクティビティ] サブタブ内でサイドバーの [フィルター] 欄からの絞り込みが適用されない問題を修正しました。

• カレンダーの週の始まりの曜日は、ユーザーのロケール設定によって変わります。例えば、米国ロケールでは日曜日始まり、英国ロケールでは月曜日始まりになります。前回のバージョンでは、この動作に問題があり、ユーザーのロケール設定が週の始まりの曜日に正しく反映されていませんでした。

関連記事
FAQ2416: カレンダーの週を月曜日から始まるように変更できますか?
Download1229: カレンダーの週の始まりを月曜日に変更プラグイン

• お使いの TeamPage が既に最新のバージョンにアップデート済みでも、セットアップ画面に新しい TeamPage バージョンのアップデート案内が誤って表示されるという問題を修正しました。 (この問題は Download1770: TeamPage 6.1.20 アップデート で修正済みとアナウンスしましたが、このバージョンには修正が含まれていませんでした。)

• 日付範囲の変更パラメーターが設定されている場合、[フィルタ] メニューを使用して検索フィルタを適用すると、日付範囲のパラメーターが失われるバグを修正しました。

• 削除確認ダイアログで記事ID("Sales2367" のような、スペース名+記事番号)を完全に表示するように改善しました。(前バージョンまでは、記事番号のみが表示されていました。)

削除ダイアログで記事IDを表示

• カスタム投稿/編集フォーム API のタグ選択フィールドで、タグ名の一部が既存のスペース名と同じであった場合に、フォームから投稿された記事に誤ったタグが追加される場合がある問題を修正しました。

• Mexico や Ocean などの古いスキンにおいて、スペース名に非 ASCII 文字(日本語の漢字など)が含まれている場合、そのスペースに投稿された記事上でコンテキストメニュー(右クリックメニュー)の操作ができないバグを修正しました。これらの古いスキンは既に廃止扱いとなっており、サポートおよびメンテナンスはされていませんが、今回、コンテキストメニューが適切に動作するようにこの修正を行いました。

関連記事: FAQ2570: Mexicoスキンの廃止とProteusスキンの推奨について

• プレミアム検索の検索結果画面に表示された添付ファイルに正しいファイルタイプのアイコンが表示されないというバグを修正しました。

• ホバーメニューアクション(灰色のホバーメニューの [編集] など)やコンテキストメニュー(右クリックメニュー)が、ソーシャル エンタープライズ Web (SEW) 機能 による「共有」記事で正しく動作しない不具合を修正しました。(これは、SEW 機能をお使いのお客様に適用されます。)

• サーバーセットアップ > 一般 > 検索設定 ページの コンテンツ タイプのフィルタ 設定の順序が、サイドバーの「フィルタ」欄のチェックボックスの並び順に反映されていなかった問題を修正しました。

• 記事コンテンツのウィジェットや画像が、記事、タスク、または他の項目を含む記事を編集したときに、レイアウトが崩れることのあるバグを修正しました。これは、特定の段落の他のコンテンツ(または段落の唯一のコンテンツ)の前にウィジェットまたはイメージが表示された場合にのみ発生します。 画像やウィジェットのコンテンツが破損する可能性があるため、この問題は、TeamPage の Web ベースのフォームを使用してこれらの画像やウィジェットの編集ができない場合があります。このようなウィジェットを編集できない場合、エラーメッセージ「Error (HTTP response code 500) com.traction.sdk.TractionRuntimeException: java.lang.ClassCastException: tsi.rs.RsMarker cannot be cast to tsi.rs.RsConfiguredToken.」が表示されます。

• ユーザープロフィールの編集画面の「言語」フィールドに入力した言語がプロフィール画面に表示されないバグを修正しました。

• ユーザーがページを下にスクロールしたときに次の「チャンク」を読み込むときに、プレミアム検索エンジン用の「After」日付選択オプションが失われるというバグを修正しました。

• プレミアム検索結果画面で複数のカスタムファセットが指定されているときに、管理者が設定したファセットが使用できなくなるバグを修正しました。

• 権限設定に関する問題が発生する可能性を予め防止するため、ある特定のジャーナルでの有効な権限の計算結果をキャッシュする方法を変更しました。 JournalInfo x UserDirectory)

カレンダーに表示される予定に関する変更



• ユーザーのカレンダーに表示される予定(イベント)に関する設定を、サーバーセットアップおよびパーソナルセットアップに追加しました。

前バージョンまでは、自分が参加者として登録されている予定の他に、次の「自分に関係がありそうな予定」もカレンダーに表示されるようになっていました。



本バージョンから、これらの予定を自分のカレンダーに表示するかどうかを選択できるようになりました。

パーソナルカレンダー設定

これらの設定は既定で [いいえ] に設定されており、上記の「自分に関係がありそうな予定」は既定では表示されなくなります。前バージョンと同じ動作にするには、次の場所で設定を変更する必要があります。



その他の変更



• 本バージョンから、既定で、TeamPage は HTTP TRACE リクエストに対して HTTP 405 (「メソッドは許可されていません」) のステータスコードとメッセージを返します。クロス サイト トレーシング (Cross-Site Tracing) については atmarkit.co.jp/ai… を参照してください。

• 新しい [自分が担当] と [自分に通知] フィルタオプションを追加しました。タスクリストやその他のビューをフィルタリングして、割り当てられたタスクだけを表示したり、「通知」リストに名前が含まれているタスクだけを表示できます。

「自分が担当」と「自分に通知」フィルター

• TeamPage のリッチテキスト エディタである TinyMCE をバージョン 4.4.3 にアップデートしました。

• Google Guava ライブラリのバージョンを 20.0 にアップデートしました。

• 本バージョンより、HTTPS 用の「TLS マネージャー」ダイアログで証明書署名要求 (CSR) を作成するときの SHA-2 アルゴリズムをサポートします。

関連記事
HTTPS 設定
OpenSSLによる秘密鍵や証明書を使ってHTTPSを有効にするには

• サーバー管理者が「TLS マネージャー」ダイアログで、信頼できる証明書リスト、信頼できない証明書リスト、またはサーバーの秘密キーを破壊的に変更するとき、変更前にそのストアのスナップショットを作成してバックアップを行います。 これにより、重要な証明書の誤った削除からの回復が容易になります。

• サーバー管理者が、サーバーセットアップ > ユーザー および サーバーセットアップ > スペース のページで、既存のユーザーやスペースを確認す機能を最適化しました。

• プレミアム検索の設定に「インデックス モード」を追加しました。このオプションは、最新の記事、コメント、コメントなどのインデックスを最新の状態に保つために、TeamPage が検索エンジンサービスを追跡し、タスク、ファイルなどを TeamPage ジャーナルに保存します。使用可能なオプションは次のとおりです。

有効 - 変更監視とインデックス更新: TeamPageは、検索エンジンインデックスに追加する必要があるドキュメント、インデックスから削除するアイテム、またはインデックスで更新する必要があるドキュメントを追跡し、必要な情報を定期的に検索エンジンに送信してインデックスを更新します。これは既定のオプションで、現在使用している外部検索エンジンの TeamPage サーバーの通常の操作中に使用する必要があります。

変更監視のみ: このオプションは、何らかの理由で一時的に検索エンジンサービスをオフラインにしている場合や、現在検索エンジンを使用していない場合には一般的に使用されます。

無効 - 変更監視またはインデックス更新: TeamPage は、検索エンジンのインデックスの追加、削除、または更新が必要なドキュメントを追跡しません。 この設定を使用すると、TeamPage は追加のバックグラウンド作業を実行しません。この設定を選択すると、インデックス管理画面の [すべてのドキュメントをフィードする] オプションを使用して、ジャーナルのすべての内容(すべてのファイル、記事、コメント、タスクなど)を検索エンジンに再フィードする必要があります。このオプションは、現在使用していない検索エンジンや、使用予定のない検索エンジンなど、特別な場合にのみ適切です。

この設定は、プレミアム検索モジュールの設定をテストしているときや、検索エンジンのメンテナンスをするときに便利です。

• 外部検索エンジンのインデックス作成のために外部検索エンジン宛に送信されるバッチに含める文書の数を厳しく制限しました。これにより、TeamPage のインデクサスレッドが長時間実行されるのを防ぎます。

• 外部検索エンジンのインデックスの読み書き操作の管理方法を改善し、動作パフォーマンスを向上させました。例えば、インデックス管理ダイアログが表示されるまでの時間が短くなります。

• ロゴ画像をキャッシュして表示スピードを向上させました。

• 外部検索エンジンから返された検索結果が読み込めない文書(削除された可能性があり、検索エンジンのインデックスがまだ更新されていないもの)を含む場合、検索ヒット数と一致しないことを告げる小さな警告を表示します。

• 起動中および特定のサーバーキャッシュ消去操作中に、TeamPage サーバーは、有効なプラグインと無効なプラグインの両方を含む、インストールされているすべてのプラグインの一覧を記録し、無効なプラグインは「(無効)」と表示します。

• Microsoft Outlook によって生成されたある種の壊れた HTML マークアップ構造を修復するため、メールメッセージの HTML 本文に適用されるクリーンアップを変更しました。

開発者向けの変更



Java コードベースの変更



com.traction.sdk.util クラスの ObjectUtil、ArraysUtil、CollectionsUtil、および ComparatorUtil はすべて、新しいオープンソースの "tsi-commons" Java ライブラリに移行されました。これらは、近似中に一般的なオープンソースホストで利用できるようになります。 これらのクラスは com.tractionsoftware.commons.util パッケージに移動しました。

これに伴い、com.traction.sdk.util.Provider インタフェースと Callback インタフェース、com.traction.sdk.iter.Filter インタフェースはすべて削除されています。これらのインタフェースが、広範なコードベース、またはカスタマイズ可能/拡張可能なタイプのオブジェクトを含む tsi-commons ライブラリに属するクラスで参照されていた場合、適切なビルトイン Java 機能インタフェースタイプが次の場合に代わりに使用されるようになりました。



TeamPage 6.1.24 にアップデートする際、TeamPage の Java API に依存するプラグインも再コンパイルすることを確認してください。

その他の変更



• カスタム ビューの [フィルター] メニューに表示されるフィルターのグループを、次のような、groups_include= および groups_exclude= パラメーターを使用した <gwt.rpc.view name="FilterMenu"> の SDL タグで指定できるようになりました。

<gwt.rpc.view name="FilterMenu" key="heading">
  <gwt.rpc.property.set name="groups_include" value="foo,pm,general" />
</gwt.rpc.view>


パラメーター groups_include= は、パラメーター groups_exclude= より優先されます。

SDL の <config.entryfields> タグも filter_groups_include=filter_groups_exclude= をサポートするように更新されましたが、ほとんどの SDL 開発者は、このタグや新たにサポートされているパラメーターを使用する機会はありません。(これらのタグは、オンデマンドでフィルタメニューのオプションを入力する SDL テンプレートで使用され、FilterMenu groups_include= および groups_exclude= を使用してその属性の値を使用します。)

• 投稿/編集フォームで使用される、カスタマイズ可能な動作に必要な機能のサポートをもとに戻しました。



これらの機能のサポートは、バージョン 6.1.20 で誤って削除されていました。

• JEval プラグイン (com.traction.jeval) をインストーラーにバンドルしました。このプラグインは、オープンソースの JEval を TeamPage に組み込みます。



Attachments:
allday_checkbox.png
delete_traction_id.png
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new_filter_options.png
teampage6124.png
traction-6.1.24-patched.jar.zip
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Date: 2016/12/12; 5時51分17秒 JST

Author Name: TeamPage サポート
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